Origin Cとコードビルダの紹介
内容 |
サマリー
Origin Cは、ほぼ完全にANCI準拠のC言語の構文をサポートしており、内部クラスとDLL拡張クラスを含むC++のサブセットもサポートしています。さらに、Origin Cは、Originを認識しています。これは、ワークシートやグラフなどのOriginオブジェクトがOrigin Cにマッピングされているということです。これによりOrigin CでOriginのオブジェクトやプロパティを直接操作できます。
Origin Cの統合開発環境 (IDE)をコードビルダといいます。コードビルダは、Origin Cのプログラムを記述したり、コンパイルしたり、デバッグするための標準ツールを提供します。Origin C関数をコンパイルすれば、その関数をOriginやコードビルダワークスペースのさまざまな場所から呼び出すことができます。
コードビルダを開くには、Originの標準ツールバーの
ボタンをクリックするか、キーボードのALT+4キーを押します。
必要なOriginのバージョン:Origin 9以降
学習する項目
このチュートリアルでは、以下の項目について説明します。
- Origin C関数を作成する
- 関数をデバッグし実行する
- カスタムルーチンボタンを使用して関数を実行する
ステップ
Origin C関数を作成する
- コードビルダを開き、新しいワークスペースを作成します(メニューのファイル:新規ワークスペース)。コードビルダの標準ツールバーで新規ボタン
をクリックして新規ファイルダイアログを開きます。 - .cファイルを作成するために、C Fileを選択します。ファイル名テキストボックスにTutorialと入力します。場所テキストボックスで、User File Folder/OriginCサブフォルダを選択します。ワークスペースに追加チェックが付いていることを確認してください。OKをクリックします。Tutorial.cというファイルがコードビルダワークスペースに開きます。
- // start your functions hereという行の下に次のように入力します。
void new_wks() { Worksheet wks; wks.Create("Origin"); // create a Worksheet window with template - Origin vector& vecX = wks.Columns(0).GetDataObject(); vector& vecY = wks.Columns(1).GetDataObject(); vecX.Data(1, 10, 1); vecY.Data(0.1, 1, 0.1); vector<string> vsLongName = { "Index", "Data" }; for (int nCol = 0; nCol < wks.GetNumCols(); ++nCol) { Column col (wks, nCol); col.SetLongName(vsLongName[nCol]); } }
このnew_wks関数は、Originテンプレートを使用したワークシートを作成します。増分1の1から10までのデータを1列目に入力し、増分0.1の0.1から1までのデータを1列目に入力します。これら2列のロングネームをIndex、Dataとします。
- 保存ボタン
をクリックします。
Origin2015では、いくつかの便利なツールが使用できます。
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関数をデバッグし実行する
- コードビルダの標準ツールバーで、ビルドボタン
をクリックします。これにより、new_wks関数がコンパイルされ、リンクが実行されます(Tutorial.c
ファイルがアクティブであることを確認してください)。
- 34、35、37、50行の前の灰色の領域をクリックすると、赤い丸のアイコンが追加され、対応する行にブレークポイントが追加されたことを示します。すべてのブレークポイントの情報は、ブレークポイントウィンドウにリストされます。
- ブレークポイントウィンドウで、tutorial.c, line 35のチェックを外し、このブレークポイントを無効にします。この操作により35行目のブレークポイントアイコンは、白抜きの表示になります。
ブレークポイントを削除するには、対応する行についているブレークポイントアイコンをクリックします。または、ブレークポイントウィンドウで右クリックし、ブレークポイントを削除を選択します。 |
- 37行のブレークポイント上で右クリックし、ヒットした時...を選択してダイアログを開きます。メッセージを表示にチェックを付けます。メッセージを表示の下にあるテキストボックスに、test code run to here. と入力します。.OKボタンをクリックして終了します。この操作により、ブレークポイントがひし形になりました。
- 50行のブレークポイント上で右クリックし、条件...を選択してダイアログを開きます。条件を有効にし、テキストボックスに、nCol==1 と入力します。OKをクリックします。
- このコードを実行するには、LabTalkコンソールウィンドウの上パネルに関数名new_wksを入力します。
- ENTERキーを押します。最初のブレークポイントアイコンに黄色い矢印が表示され、コードのうちどの行まで実行されたか示します。
- F8を押し、コードのデバッグを続けます。50行目に矢印のアイコンが移動します。
- コマンド・結果ウィンドウの下部パネルに、37のブレークポイントに追加したメッセージが表示されます。
- 変数ウィンドウを開きます。1列目に変数名がリストされ、2列目にそれらの値がリストされます。nColの値を確認します。
- 黄色の矢印アイコンが表示されなくなるまで、F5キーを押し続けます。
- Originワークスペースに戻ります。ワークブックが以下の画像のように作成されます。







