微分
内容 |
説明
この関数は、データセットに微分を実行します。ある点における微分は、その点とその点にもっとも近い隣接した2点間の勾配の平均を取って計算されます。欠損値がある場合無視されます。
Xデータが等間隔な場合、Savitzky-Golay を適用できますが、等間隔でない場合、この手法では信頼できる結果を得ることができません。
この関数を使用するには、
- データを入力した新しいワークシートを作成します。
- 目的の列を選択します。
- メニューから、解析:数学:微分 を選び、differentiate ダイアログを開きます。differentiate Xファンクションが呼び出されて計算を実行します。
ダイアログオプション
| 再計算 |
分析結果の再計算を制御します。
詳細は、以下をご覧下さい。分析結果の再計算 |
|---|---|
| 入力 |
入力データ範囲(曲線)を指定します。 範囲制御についてはこちらを確認してください:入力データを指定する |
| 微分 |
微分の階数を指定します。 |
| スムージング |
スムージングの方法を指定します。
|
| 出力 |
出力範囲を指定します。 範囲制御についてはこちらを確認してください:結果の出力 |
| 微分曲線のプロット |
微分曲線をプロットするかどうかを指定します。 |
アルゴリズム
関数の微分は次のように定義されます。
\[f'(x)=\lim_{h \to 0} \frac{f(x+h)-f(x)}h\]
\(h\!\) が十分に小さければ、中央差分の関数式の変換を使用して微分を近似できます。
\[f'(x_i)\approx \frac{f(x_{i}+h)-f(x_{i}-h)}{2h}\]
Originは、中央差分の関数式の変換によって、離散データを扱い、 点 \(Pi\!\) とその最近傍の2点間の勾配の平均を取って、その点における微分を計算します。
離散データポイントに適用される微分関数を記述することができます。
\[f'(x_i)=\frac 12\left( \frac{y_{i+1}-y_i}{x_{i+1}-x_i}+\frac{y_i-y_{i-1}}{x_i-x_{i-1}}\right) \]
微分の際にスムージングをするとき、等間隔の \(x\!\) に対してSavitzky-Golayメソッドを使用して微分を計算します。
まず、補間によって \(f(x)\!\) を得ます。
\[f(x)=a_nx^n+a_{n-1}x^{n-1}+a_{n-2}x^{n-2}+\ldots +a_0\]
そして、\(f(x)\!\) の微分は以下のようになります。
\[f^{\prime }(x)=na_nx^{n-1}+(n-1)a_{n-1}x^{n-2}+...+a_1\]
